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それ、本当に枯れてるの?

■「葉っぱが茶色になった、落ちた=枯れた」ではない

「葉っぱが茶色くなってしまった」

「葉っぱが落ちてしまった」

 

こうした理由で、盆栽が「枯れてしまった」と判断し、

育てることを諦めてしまう方が結構いらっしゃいます。

 

 

しかしその盆栽、本当に枯れているのでしょうか?

 

■実は生きている可能性も

 

葉がダメになったとしても、

「枝が生きていれば、生き残る可能性は高い」のです。

 

では、枝が生きているというのはどういうことでしょうか。

■ポイントは、枝が水を吸っているか

 

枝に水を吸う力があれば、完全には枯れていません。

その枝が生きているかどうかの見分け方を、2通り紹介します。

 

見分け方① 触ってみる

 生きている枝・・・柔らかく、曲げるとしなやかに曲がります。

 死んでいる枝・・・固く、曲げるとポキっと折れてしまいます。

 

見分け方② 切ってみる

 先の方を少しだけ切ってみましょう。

 生きている枝・・・枝の芯がみずみずしく、水を通しているのが分かります。

 死んでいる枝・・・枝の芯に潤いがなく、乾燥しています。

 

葉の状態だけで判断し、諦めないでください!

枝の状態もしっかり診察してあげましょう。

■水のあげすぎには注意!

 

盆栽にとって最も大切なのは、お水をたっぷりあげること。

しかし、いくら枯らしたくないからと言って、お水をあげすぎるのも良くありません。

 

特に、枯れるかどうかの瀬戸際である盆栽は、

水を吸う力が弱っています。

 

そんな樹に必要以上の水をあげるのは、絶対NG。

人間に例えると、断食した直後に暴食するようなものです。

(断食後はまず回復食で少しずつリハビリしていきますよね。)

 

お水をあげる目安は、「土の表面が乾いたら」。

土の渇きこそ、空腹のサインです。

 

このサインを見逃さないこと、

つまり盆栽の声に耳を傾けることが、

盆栽と末永く付き合っていく秘訣です。

今回は、盆栽を育てていくうえで切っても切り離せない

「枯れ」についてお話ししました。

いかがでしたか?

皆さんの疑問・不安を少しでも解消できれば嬉しく思います。

盆栽に関して何かわからないこと、相談したいことがあれば、

いつでもご連絡ください。

(これから盆栽を始めたい方、他店でご購入された方の相談もOK!)

 

 

植物再生工房ReBonsai

 

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