盆栽は、世界的にも類まれな「命あるアート」です。
その背景には、日本の四季豊かな風土と、日本人の自然を愛する繊細な心があります。
では、そもそも盆栽って何のことを指すのでしょうか?
■鉢植えとの違いで考えてみる
盆栽とよく比較されるものに、鉢植えがあります。
観葉植物なんかも鉢植えの類ですね。
盆栽も鉢植えも、「植物を鉢に入れて鑑賞する」という点では同じ。
では、その違いとはいったい何なのでしょうか?
一言で表すと、、、「アートか否か」です。
鉢植えは、あるがままの植物の姿を愛でるもの。
一方盆栽は、自然界の山野の風景を小さな鉢の上で「表現」するもの。
つまりアート作品です。
観る人が、その一鉢から大きな自然界を想像できるように、
葉を整えたり、針金で枝に動きを加えたり、根っこを切ったり、
いろいろな調整を加えていきます。
そして、「自然界の縮図」を創り上げるのです。
■盆栽=ロマンティックすぎるアート
はじめから「盆栽」としてスタートする樹はありません。
最初は鉢植えとして出発し、人が丁寧に手を入れていくことにより、
徐々に盆栽としての条件を満たしていきます。
そして、大切に育ててもらうことができれば、
100年200年先まで形を変えながら生き続けるのです。
私の目の前にあるこの盆栽だって、
私たちが死んでしまっても生き続ける。
後世の誰かの手によって大切に育てられていく。
そう考えると、盆栽って、とても壮大でロマンティックなアートですよね。
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