
さぁ、実際に盆栽を育てていきましょう!
まず最初の目標は「枯らさない」ことです。
「え、枯らさないなんて簡単じゃん」と思われるかもしれませんが、
盆栽を買ってみたけどすぐに枯らしてしまって、
「自分には向いてないわ」と諦める方、結構多いんです。
盆栽は”命あるアート”。
枯らしてしまうということは、一つの命が失われるということ。
逆に、生きものであるということを忘れず、
生活の一部として迎え入れてあげることで、
きっとあなたの日常や心が豊かになるはずです。
ここでは、盆栽を育てるために必要な基本のキを、4つに分けてご紹介します。
■置き場所

<ポイント>
・日当たりと風通しの良い場所で
・地面に直接置くのはNG
10センチほど離してあげると安心!
(地面の熱を直接吸収させないように)
基本的に、日当たりと風通しの良い場所に置きましょう。
室内で鑑賞する場合は、3日に1度、日の光を浴びさせる時間を設けてあげましょう(4~5時間)。
<真夏>
直射日光が強すぎたり、気温が高すぎると、樹に負担がかかります。
猛暑日は、なるべく明るい日陰で管理しましょう。
<真冬>
寒さで土が凍ってしまうと樹に負担がかかります。
氷点下の日は、あらかじめ室内などで管理をしてあげましょう。
■水やり

<ポイント>
・葉ではなく、土全体にまんべんなくお水をかける
・目安は、鉢の底から水が出てくるまで
土の表面が乾いたら、たっぷりと水をかけてあげましょう。
春:1日1回(朝)
夏:1日2~3回(朝、夕)
秋:1日1回(朝)
冬:2.3日に1回(朝)
■肥料
年に2回、固形の有機肥料(化学肥料でもOK)を与えましょう。
春:春先~梅雨前までに
秋:残暑の終わり~紅葉の始まりまでに
<肥料を与えるのを避けたい時期>
・真夏と真冬
真夏と真冬は、盆栽の成長はほとんどありません。よって肥料を与える必要はありません。
・植え替えの後
植え替えは、樹に負担がかかる作業です。
植え替え直後に肥料を与えてしまうと、逆効果になってしまいます。
(人間に例えると、弱った身体にステーキを暴食するようなもの。)
肥料は、植え替えから1ヶ月ほど空けてからにしましょう。

<おすすめ肥料>
日本製の天然有機肥料。
匂いもほとんどなく、固形で使いやすいところが特徴。
プロにも選ばれる肥料です。
(よくホームセンターで置いてある「マグァンプK」などの肥料でもOKです。)
■消毒
月に1回、殺虫・殺菌の消毒をお勧めしています。
病気や害虫からの予防のため、また被害を大きくしないために、普段から殺菌殺虫剤で消毒を行いましょう。
まずは1種類の殺菌殺虫剤でOKです。
しかし、1種類の薬剤を使い続けると耐性が付き、効きにくくなる場合があります。
可能であれば、2種類以上の薬剤をローテーションして交互に使いましょう。
ホームセンターなどで販売されている、園芸用の殺菌殺虫剤でOKです。
<おすすめ市販消毒液>

基本のキ、いかがでしたか?
まずは、置き場所・水やり・肥料・消毒の4つをしっかり守ることで、
あなたの盆栽を元気に育てていきましょう。
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(これから盆栽を始めたい方、他店でご購入された方の相談もOK!)
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