盆栽物語

一人一人の人間に物語があるように、

一つ一つの盆栽にも物語があります。

ここでは、盆栽に隠れた物語を

ご紹介しています。

ここに、一鉢の盆栽があります。

50年前、ある男性によって実生で、

つまり種から大切に育てられた、

この松の盆栽。

50年という長い月日を、

力強く生き抜いてきました。

 

この松を、種から今日の姿になるまで

ずっと見守ってきたのは、

奈良県にお住いのFさん。

この松以外にも20鉢以上の

盆栽を育ててこられました。

 

(写真右)この盆栽の育ての親であるFさん、

(写真左)今回ご依頼をいただいた息子さん

  昭和40年代初め、

全国的に盆栽が流行した頃、

Fさんも当時の職場(旧国鉄)で

同僚の皆さんとともに

楽しまれていたとのこと。

 

お仲間とともに、地元で小さな盆栽展も

開かれていたそうです。

 

御年96歳というご年齢もあり、

ご自身での管理が難しくなられ、

今回ReBonsaiにてお引き取りさせて

いただくこととなりました。

F様ご自宅での盆栽たちの様子。

ご自身で棚を仕立てられ、大切に育てられてきた様子がうかがえます。

 Fさんに盆栽の魅力を聞いてみると、

こんな答えが返ってきました。

 

「なかなか自分の思い通りには育ってくれないけれど、

何年後かに自分の思った通りの形へと

育つ姿を見るのが、何よりも楽しい」

 

ReBonsaiが繋ぐ「樹の糸」

私たちReBonsaiでは、

まずはこの樹にしっかりと栄養を与え

体力を付けさせます。

 

そして、

サブスクリプションサービス「樹の糸」を

通じて、全国のお客様へ

この盆栽を届けていきます。

 

人間のように自分から話すことはないけれど、

一つ一つの盆栽に、物語が眠っています。

 

その物語とともに、

生きるアートとしての盆栽を、

ReBonsaiの手でしっかりと後世に残していきたい。

 

100年後の未来にも、

この盆栽が誰かの手によって

大切に育てられている、

そんな未来を創りたい。

 

それが、

私たちReBonsaiの目指す未来です。

「盆栽のある暮らし」を楽しもう。

物語とともに。

「盆栽のある暮らし」を実践されているお客様からのお声をご紹介します。

妻が気に入った梅

「家を建てた記念に盆栽でも買うか」と手にしたのが、この梅の盆栽でした。実をいうと、私は松の盆栽が欲しかったけれど、妻が「この真っ赤なお花が素敵だわ」といって、目を輝かせているのを見て、即決で買ったんです。

 あれから20年間、毎年冬~春にかけてこの梅の花が咲くたびに、座敷に飾ってみたり、玄関や食卓に飾ってみたり。私たちの毎日を明るく彩ってくれています。

私の盆栽三姉妹

 娘にプレゼントしてもらったカエデの盆栽をきっかけに、盆栽が大好きになりました。

 毎日この子達にお水をあげ、元気な様子を見ることが、私の生きがいです。

 難しい盆栽の知識はないけれど、困ったらこちらのReBonsaiさんにご相談しながら、大切に育てています。

バラの盆栽

 都内のマンションで、6歳・4歳・0歳の子供を育てています。子供たちに身近に自然を感じてもらいたい、そして生命の大切さを知ってほしく、ベランダでも育てられそうなバラの盆栽を選びました。

 お水加減、日当たりなど、毎日いろいろと心をかけながら育てています。特に6歳の長男は、「自分が育てている」と認識しており。愛着が沸いているようです。

 子供たちが大きくなるまで、皆で一緒に大切に育てていきたいです。